あま動物病院
犬にも、猫にも、人間と同じように感情があります。
でも、犬も、猫も、それを人間のことばで伝えることはできません。痛くても「いたい」とはいえないし、苦しくても「くるしい」とはいえないのです。
わたしたちがおこなう診察や治療やケアは、そんな動物たちの感情に少しでも近づき、理解しようとすることからはじまります。
飼い主さまからお話をうかがいながら、触れたり、目を見たり、抱き上げてみたり。ときには何もせずにじっと待つことが必要なときもあります。そうやってはじめて、犬たち、猫たちは、わたしたちに少しずつ自分のことを伝えてくれるのです。
ことばを交わせないからこそ、ていねいに。
あたりまえのようですが、動物たちのいのちと健康をあずかる、わたしたちが大切にしている考え方です。
〜4つのていねい〜
・ていねいにお迎えします。
来院されるときは、飼い主さまだけでなく、動物たちも不安です。わたしたちは、そんな不安を少しでも和らげたいと思っています。予約時や来院時に動物たちの状態をお聴きし、スムーズに診察や治療ができるようにします。また動物たちができるだけストレスを感じないように、犬と猫の待合室、診察室を分けています。
・ていねいにお聴きします。
動物たちの体調や病気は、ふだんの生活とつながっています。とくに初めて来院される飼い主さまには、愛犬・愛猫とどんな暮らしをしていらっしゃるのかを時間をかけてお聴きします。症状のメモなどをご用意されている方は、遠慮なくお見せください。
・ていねいに治療します。
診察や治療は、獣医と動物看護師の複数名でおこない、内容はしっかりと共有します。検査・治療機器は最新のものを導入していますが、機械だけに頼るのではなく、スキンシップを通した人の感覚を大事にするようにしています。注射の際には、少しでも痛みを減らせるように薬液を吸った針を新しい針と交換しています。
・ていねいにご説明します。
「わからない」ということは、不安なものです。検査や治療の背景はもちろん、飼い主さまが立ち会えない手術時の様子、お出しするお薬の中身、ご自宅で心掛けてほしいことなど、安心していただけるようにわかりやすくご説明します。